黒あざとは

黒いあざはメラニン色素を持った腫瘍であることが多く、その殆どは色素性母斑と言われる良性腫瘍です。いわゆる「ホクロ」の大きなものを指します。切除やレーザー治療が行われますが、ここではレーザー治療について説明します。切除に関しては、皮膚腫瘍を参照ください。

治療法

年齢、母斑の大きさ、治療方法によっては全身麻酔が必要となる場合があります。

直径数mmまでの小さなほくろは炭酸ガスレーザーでほくろ全体を焼き取る方法が一般的です。直後は赤みのある傷跡になりますが、徐々に色が薄れ数か月経てば目立ちにくくなります。悪性化の心配がある場合や大きい場合は手術で切除し切除して縫い合わせる方法が一般的です。大きい場合は、2、3回に分けて少しずつ切り取って縫い寄せる方法もあります。切除した組織は病理検査します。

このように母斑の治療はその大きさにより様々な選択肢があります。一部の治療には保険医療の範囲で可能な治療ですが、保険適応外のものがあります。詳しくは担当医にご相談ください。

治療費用

●通常4ヶ月以上の感覚をあけて多数回の治療が必要です

保険適用の治療ですので負担割合によってお支払い頂く金額が変わります。治療の範囲によっても金額が変わりますが、3割負担の方で約7,000円~15,000円になります。(麻酔代は含まれておりません)

使用するレーザー機器

黒あざの種類

色素性母斑

しきそせいぼはん

体のどこでもできる褐色~黒色のいわゆるホクロです。
自然に消えることはなくQスイッチルビーレーザー、炭酸ガスレーザーなどで徐々に削っていきます。

色素性母斑の施術写真

獣毛様上皮腫

じゅうもうようじょうひしゅ

体のどこにでもでき広範囲に及ぶものもあり硬い毛が生えている肥厚した色素性母斑です。
自然に消えることはなくQスイッチルビーレーザー、炭酸ガスレーザーで徐々に薄くしていきます。

獣毛様上皮腫の施術写真

まずは診察に

診察は予約不要です(ネットによる当日順番予約はご利用いただけます)
医師の診察であざの種類を見極め、治療方法をご提案します。中には手術を選択すべきものもあり適切な診断が必要です。

小さいものであれば診察後、当日治療が可能です。広範囲のものや麻酔が必要な場合は予約を取り後日治療を行います。小さなお子様の治療もおこなっておりますのでお気軽にご相談ください。

治療の流れ

  • STEP01

    麻酔

    Qスイッチルビーレーザーは照射野をクーリング(表面麻酔も可)。
    炭酸ガスレーザーは細い針で局所麻酔を施行。

  • STEP02

    レーザー照射

    それぞれのレーザーを適切な強さに設定後、照射。
    1~10分程度。

  • STEP03

    治療後

    炭酸ガスレーザー後は患部が乾くまで軟膏を塗る(1週間程度)。
    Qスイッチルビーレーザー後は軟膏を塗り、治療部位がかさぶたになり1週間程度で剥がれる。


治療回数・費用

●通常4ヶ月以上の感覚をあけて多数回の治療が必要です

保険適用の治療ですので負担割合によってお支払い頂く金額が変わります。治療の範囲によっても金額が変わりますが、3割負担の方で約7,000円~15,000円になります。(麻酔代は含まれておりません)

考えられるリスク・副作用

治療時の疼痛
一般的には必要ありませんが、局所麻酔注射・局所麻酔剤による表面麻酔・静脈麻酔・全身麻酔によって緩和できます。
治療後の状態
治療部位や周囲の皮膚に腫れや赤みが続いたり、時には水疱になる場合があります。その場合は外来で処置を行います。
色素沈着
メラニン色素の沈着(レーザー焼け)が起こる場合があります。徐々に薄くなっていきますが、気になる場合は外用薬やビタミンC、トラネキサム酸導入治療を行うことがあります。
色素脱色
レーザー後に白く脱色した部分が生じる可能性があります。過度な照射を避けることで色素脱色を防ぎます。
傷跡、瘢痕、ケロイド
稀にレーザー後の傷あとが残る場合があります。外用薬や圧迫固定、外科的治療を要すことがあります。

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