いびきは、のどの奥の空気の通り道(気道)が狭い人に発生します。睡眠時は舌が喉の奥に落ちやすいので特に気道が狭くなりやすく、吸った空気が粘膜を振るわせ、ガーガーと音が出ます。いびきは周囲の人への影響ばかりか、睡眠の質の低下や「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」にも繋がり健康面からも多くの問題が指摘されています。
治療としては、狭くなっている箇所の粘膜を切除する手術や粘膜を引き締めるレーザー治療があります。手術は痛みや腫れを伴い入院が必要ですが、当院ではレーザーでいびきを改善する「切らない治療法」ナイトレーズ治療を行っています。
FOTONA(フォトナ)社のEr:YAG(エルビウムヤグ)レーザーでいびきを改善する治療法です。口の中から気道の組織にフォトナレーザーを照射します。照射されたレーザーは熱に変わり粘膜と粘膜下の組織を引き締め気道を広げます。
一般的なレーザー治療では粘膜を切開することで気道を広げますが、食事の制限や痛みを伴います。
「切らない治療法」ナイトレーズは、Er:YAGレーザーの高い引き締め効果を利用するもので、痛みはほとんどなく日常生活への支障もありません。 システマティックレビュー(質の高い論文をくまなく調査しデータを分析する手法)ではいびきに対し80%の方に効果を認めたと報告されています。
FOTONA SP Dynamis
診察・カウンセリングは予約不要です。診察時間内に受付をおこなってください。
治療をご希望の場合は施術予約を取得します。
予約の10分前に受付をおこなってください。
口の中から粘膜にレーザーを照射します(約30分)。
治療には軽い熱を感じますが痛みは殆どなく通常は麻酔なしで行えます。
痛みに弱い方にはスプレータイプの粘膜麻酔に使用可能です。
治療後、のどの奥に軽い違和感があるときがありますが通常痛みはありません。
違和感の1時間程度で無くなることが殆どです。
食事 | 当日と翌日は刺激の強い食べ物、アルコールは控えてください。その後、問題なければ通常の食事ができます。 |
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1ヶ月に1回(1クール3回)の治療で1年から3年ほど程度は効果が続きます。さらに6カ月から1年に一度程度のメンテナンス治療を受けられると効果が持続しやすいです。
米国では睡眠環境の改善の為にパートナーと別々の部屋で寝る「睡眠離婚」という言葉まであり、いびきで悩む人は少なくありません。
みなさんも他人のいびきが気になったことは一度や二度ではないでしょう。
また、いびきは無呼吸症候群とも関連し、周囲に迷惑をかけるばかりでなく自身の健康を害する原因となるもの大きな問題です。
ナイトレーズは、痛みが少なく当日から飲食もできるいびきの先端治療で、有効性が高くお勧めです。
いびきでお困りの方は是非カウンセリングにいらしてください。