皮下にフィラー(注入治療)を注入することで主に皮膚のたるみ、しわの補正を行います。
当院ではメスを使わずに自然な仕上がりで施術が可能な注入治療(フィラー)の様々な可能性も追求しています。
患者さまの症状に合わせて、豊富なメニューと幅広い種類の薬剤から必要な施術をご提案いたします。
肌のたるみは、加齢による骨や脂肪の減少や筋肉の衰えなどが原因とされています。たるみが肌に刻まれるとほうれい線などの「たるみじわ」が目立つようになり、お顔が痩せたりこけたりすることで老けた印象にもつながります。
医師の診察のもと適量のヒアルロン酸を適切な部位に注入して、しわを浅くしたり自然なふくらみを持たせたりすることでしわ・たるみの改善を目指します。
切らない若返り法として多くのクリニックに導入され気軽に行えるイメージをお持ちかもしれませんが、誤った注入による皮膚の壊死や失明等のトラブルが多く報告されており、注入の部位、量、深さについて正しい知識と技術が必要な治療です。
私たちの体内に元々ある成分で皮膚や関節液などに多く含まれていますが40歳後半頃から減少しはじめます。
ヒアルロン酸は水に対して高い親和性を持ち1gのヒアルロン酸に対して6リットルの水を吸収する能力があります。
美容医療ではこの高い水分に対する親和性と粘度を利用して皮膚の張りや潤い補い、を弾力性を失ってできたシワやたるみの治療に用います。
厚労省の承認を得たヒアルロン酸を主に使用し(講習受講が必須)、血管の位置を正しく理解した日本形成外科学会専門医による診察と施術を行います。
また、血管への注入による血行障害を防止するため、先端の丸い特殊な針を使用しています。
安価に設定しているクリニックの中には余ったヒアルロンを複数の患者に使い回しているクリニックもあると聞きます。
当院では感染症リスクの観点から患者間での使い回しは一切行いません。
当院ではしわのタイプに合わせた製品ラインナップをご用意しています。
厚生労働省による品質・有効性・安全性の審査をクリアし国内で製造販売承認を取得したヒアルロン酸です。
施術にはアラガン・ジャパン社が実施する講習セミナーを受講する必要があります。
治療をしたその場ですぐに効果が確認できます。個人差はありますが、約1〜2年効果が持続します。
治療を受けてから時間が経過しヒアルロン酸がなくなると効果は徐々に薄れていきます。
ベロテロ®は米国メルツ社が製造した多種多様な高密度マトリクスヒアルロン酸を含む美容医療製品です。
米国FDAおよびEUからの厳格な承認を受け高い安全性と効果を誇ります。
シワ、たるみ、唇のボリュームアップなど美容治療に幅広く使用され持続的な美しさを提供します。
美容医療の分野で高い評価を受け信頼性の高い選択肢として広く認識されています。
医薬品医療機器等法上の承認を得ていないものですが、「医師等の個人輸入」により適法な輸入許可を得ています。日本では未承認医療機器を医師の責任において使用することができます。
【参考】未承認医療機器についての情報「個人輸入において注意すべき医薬品等について」
本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医療機器はありません。
効果の持続は部位や皮膚の状態で異なりますが、約6~12ヶ月持続します。
なめらかで皮膚に均一に分布するので自然な効果が続きやすいヒアルロン酸です。
医師がヒアルロン酸の種類や量、針の種類、リスク等の説明を説明。
鈍針を用いて注入。10分~20分程度。※痛みの弱いかたは1時間前に麻酔クリームを塗布。
写真を撮影し効果を確認。治療当日から普段どおりの生活が可能。
治療部位が赤くなる、腫れる、かゆくなるなどの反応が起きます。軽い症状の場合は、内服剤などの治療で改善することもありますが、症状によってはヒアルロン酸溶解剤(ヒアルロニダーゼ)を用いて除去します。
初期には治療部位や近くの皮膚が赤くなる、じくじくする、痛むなどの症状が生じます。
症状は進行性で徐々に皮膚の色が紫色に変化して一部の皮膚が壊死に至ることがあります。
ヒアルロン酸による血行障害が疑われた場合は、すぐヒアルロン酸を溶解して除去する必要があります。
当院では先が丸い特殊な針を使用し、血管に針が入らないようにしています。
シリコンなどの手術に比べて外来で簡単にできるため、安易にヒアルロン酸治療が行われる傾向にあります。
現在様々な製品が使用されていますが、ほとんどの製品は皮膚の異常の報告はほとんどなく安全な治療と考えてよいと思われます。それでもアレルギーや皮膚の血行障害などのリスクは完全に排除できません。
顔面の解剖をきちんと理解している形成外科的知識をもった医師が十分な経験をもとに行うべき治療と考えます。また、隆鼻や顔面の輪郭形成といった整容的な治療は解剖学知識と美容外科の経験を必要とします。
どこでも簡単に受けられる治療と安易に考えない方がよいと思います。しっかりとした技術と経験をもとに治療のリスクをきちんと説明して治療に臨むことが医師の義務と考えます。
はい、部位に合わせてそれぞれの治療を同時に受けることが可能です。
2種類のしわがある場合はしわの原因が違うので2つの治療を組み合わせることをおすすめします。
自分自身では気づきにくいしわや潜在的なしわの他、たるみや輪郭の変化など複数のサインが組み合わさって老けた印象につながっているケースがよくあります。1ヶ所のしわだけに注目するのではなく、お顔全体を立体的に捉えることでより効果的なアプローチを目指すのがトータルフェイシャルトリートメントです
永久的なインプラントの注入後は使用はお勧めできません
熱を発生する治療や強い刺激を加えるマッサージなどはその時のお肌の状態にもよりますので医師にご相談ください。
注入するヒアルロン酸の硬さと深さによっては治療後しばらく軽いしこりを触れることがありますが、自然に滑らかになじんでいきます。
ボツリヌス菌が産生するA型ボツリヌストキシンを有効成分とする筋弛緩作用のある注射剤です。
神経伝達物質アセチルコリンの働きを阻害して筋肉の動きを抑制する作用があります。
美容治療では顔の表情を作る筋肉の動きを抑えることで表情によるシワの治療やあごの筋肉を小さくする小顔治療などに幅広く用いられています。
厚生労働省承認のアラガン社ボトックス®の使用。抗体が作られにくく、治療を重ねることによって効果が弱まることが少ないとされます。
当院は安価なボツリヌス製剤は導入しておりません。
効果が強すぎると不自然になることがあるため、(特に初めての場合は)一度に大量に打つことはありません。
効果不十分の場合の追加注入は費用を頂いておりません。
当院では厚生労働省が承認したアラガン社ボトックス®を使用しています。「ボトックス®」はアラガン社の製剤であり、他の韓国製等の製品は正しくは”ボツリヌス毒素を使った別の製剤”となり厚労省の認可を受けておりません。
またボトックス®の使用にはアラガン・ジャパン社が実施する講習セミナーの受講が求められます。
ボトックス®は抗体を作りにくいので治療を続けることで効果が弱くなることが少ないといわれ、日本の基準での有効性、安全性が評価され品質管理されています。
基本的にアレルギーはほとんどありませんが、もし症状が出た場合は医師にご相談ください。
一般的に2〜3日後から徐々に効果を感じ、2週間で効果が安定します。2週間後に効果が不十分の場合、追加注入が可です(料金不要)
(個人差はありますが)約3〜6ヶ月持続します。時間の経過とともに治療の効果はだんだんと薄れ元の状態に戻ります。
医師がしわ・たるみの状態に適したボトックスの注射部位と量、金額等を詳しく説明。
横になった状態で冷却しながら注射します。時間としては5分程度です。
洗顔、化粧は当日から可。
約2週間で効果が安定。その時点で効果不十分の場合は再受診にて追加投与(費用は頂きません)。
針穴の赤み | 通常2~3日で目立たなくなります。1週間程度続くこともあります。 |
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内出血 | 内出血による青い跡や腫れが生じることがありますが、2~3週間で消えていきます。 |
凹凸・しこり | 治療直後に皮膚の表面に注射による小さな凹凸を感じることがありますがすぐなじんで消えていきます。 |
全身の筋肉の麻痺が起こる神経疾患がある方や、妊娠または妊娠している可能性のある方はできません。
出血しやすい病気や、血液をサラサラにする薬を服用中の方は皮下出血を起こしやすくなります。治療中の病気がある場合は医師にご相談ください。
医療用に安全性を確認した製剤ですので、危険性はありません。
筋肉の動きが少なくなりますので眉が下がるなどの症状が出ることがあります。
当院では、初回に生え際に慎重に注射して2週間後に無料で追加するようにしていますので安全に治療を受けていただけます。
その他の部位の治療ではほとんど心配ありません。
全身の筋肉の麻痺が起こる神経疾患がある方や、妊娠または妊娠している可能性のある方はできません。
治療中の病気がある場合は医師にご相談ください。
最も効果の高い部位は、額、眉間、目尻です。法令線やマリオットラインなど深いしわにはヒアルロン酸や自己多血小板血漿(PRP)を使用します。
筋肉が張っているタイプには効果があります。
しわの形、部位、程度によって異なりますので医師にご相談ください。
ヒアルロン酸は何回でも治療できます。
ボトックスは体内に抗体をつくり、効果が出にくくなることがあります。
当院で使用しているボトックスビスタは抗体をつくりにくいボトックス製剤です。
人間がもともともっている組織や機能をあるべき形に回復させる医療を一般的に「再生医療」といいます。
PRP皮膚再生療法はご自身の血液から血小板を抽出し皮膚に注入することで皮膚の若返りを促す治療法です。
当院はPRP治療に必要な厚生労働省の再生医療施設承認を取得しています。
血小板は血液に含まれる血球の一つです。主に血液の凝固に関与して、血管が傷つくと血小板が固まって出血を防ぎます。
血小板は成長因子という組織を再生する成分を産生します。
この成長因子が皮膚のコラーゲンなどを作る細胞や血管の再生を促します。
血小板から出る組織再生成分です。
法令線やマリオネットラインのような深いしわには追加で成長因子の薬剤を少量加えることがあります。
全てのシワ
深い人には成長因子を加えることがあります。
従来の注入治療が6~18ヶ月で効果がなくなるのに比べ、PRPは数年間効果が持続します。
PRP再生療法 | ヒアルロン酸 | |
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原料 | 自分の血液 | ヒアルロン酸 |
効果の持続 | 3年以上 | 約1〜2年 |
ダウンタイム | 約1週間 内出血することあり |
ほとんどなし 内出血することあり |
アレルギー | なし | ほとんどなし |
痛み | 注入時の痛みあり | やや痛い(麻酔剤入り) |
長所 | 効果が長く続く | 修正ができる |
欠点 | まれにしこりをつくることがある | 繰り返しの治療が必要 |
医師がしわ・たるみの状態を診察し治療内容を説明します。施術ご希望の方は予約を取ります。
採血後、血液を遠心分離し血漿成分を分離、注入用のPRP血漿を作成。
作成中にクリームを用いて表面麻酔を行う。
座って注射部位の確認後、横になり自己多血小板血漿を極細針を用いて注入します。時間としては15分程度です。
すぐに帰宅可能。
洗顔 | 当日はお湯で軽くする程度にしてください。 翌日から普通に洗顔できますが、強くこすらないでください。 |
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入浴 | 当日長い時間温まる入浴は避けてシャワー程度にしてください。 |
お化粧、マッサージ | お化粧は翌日から可能ですが、強くこすらないでください。 マッサージは1週間避けてください。 |
自分自身の血液を用いた治療なのでアレルギーを起こすことはありません(成長因子を添加する場合は、ごく稀ですがアレルギー反応の可能性があります)。
注入量が多いと皮膚や脂肪組織が増加しすぎてしこりのようになる場合もあり、当院では少量ずつ様子を見ながら投与します。数週間後に効果が不十分の場合は追加で投与が可能です(別途費用がかかります)。
現在、全国で成長因子を添加したPRP(自己多血小板注入療法)が行われていますが、術後のしこりが治らず問題になっているケースが出ています。成長因子の添加による皮膚の増殖の程度は予想しづらいため、現在当院でのPRP(自己多血小板注入療法)には深いシワなどの治療に極少量使用するにとどめています。
針は30Gの細い針を用います。 注射は5分程度で終わりますがある程度の痛みがあります。痛みが持続することはありません。
最も効果の高いのは、法令線やマリオットラインなどの深いしわです。
目の周りにも効果がありますが、成長因子を加えると膨らみすぎる可能性があるので成長因子の量を細かく調整して治療します。
添加する成長因子が多すぎると皮膚が膨らみすぎることがあります。
最近は成長因子の使用をできるだけ少なくするか使用しない治療になっています。
ヒアルロン酸などの効果がなくなってから受けてください。 重ねてすることはお勧めしません。