【後頭部刈り上げ不要】 毛包単位自毛植毛(FUT)

河田外科形成外科では開業以来、自己毛植毛を行っています。
植毛は植えた毛が生え、伸びてくるのが一番の特徴です。
内服薬や外用薬は使用をやめると薄毛が進行してしまうので使用し続ける必要がありますが、
植毛は1回で生涯にわたって伸びる毛を得ることができます。
女性の薄毛や、眉毛など毛髪以外の毛も植毛可能です。

植毛では具体的にどんなことをするの?

当院で行うFUT植毛は、AGAの影響を受けにくい後頭部の毛髪を、毛包単位ごと植毛する技術です。
採取→株分け→植毛という流れになります。

採取:後頭部の毛が濃い部分の皮膚を一部切り取ります(局所麻酔で行います)
斜めに切り取り、切った傷からも毛が生えてくるので目立ちにくい傷になります
所要時間:約30分~1時間(採取量によって異なる)

後頭部の皮膚切除デザイン(左)と術後1か月(右)。 刈り上げは必要なく、傷跡は目立たなくなります

株分け:非常に精密な作業で皮膚から毛包単位Follicuar Unit※を1つずつ取り出します(株分け専用の熟練した技師が行います)。

※毛包単位とは:1つの毛包には1本~3本程度の毛が生えていますが、毛包単位ごと移植するのがFUTです。

植毛:気になる箇所に専用の1本1本針で丁寧に毛を植えていきます(局所麻酔で行います)。この際、毛並みや分け目を意識した植毛が必要になります。
所要時間:1~3時間(本数で異なります)

毛並みを意識した植毛
Choi式植毛針

植えた毛のその後は?

一旦毛根を残して短い毛が脱落します(初期脱毛)。その後、残った毛根から毛が伸びてきます。約3か月後には短い毛が生えだし、6か月から1年で毛が伸びてきたことが実感できると思います。

植えた毛が薄くならないのはなぜ?


少し専門的な話になりますが、男性ホルモンが頭皮に存在する酵素(5αリダクターゼII型といいます)によってジヒドロテストステロンという物質に変換されると、毛髪の成長がブロックされてしまいます。
その酵素は、頭頂部と前髪の生え際に多く分布し、その他の部位にはあまり存在しません。したがって男性型の薄毛では男性ホルモンの影響で前髪と頭頂部の毛が薄くなる一方、側頭部や後頭部は太い毛が残っていることが多いのです。自己毛植毛では後頭部の性格を持った毛を植えるので、植毛後の毛は薄くならず残ります

側頭部・後頭部の毛は残りやすい(5αリダクターゼII型の影響を受けにくい)

刈り上げは必要?

当院で行う採取法では後頭部の刈り上げは必要ありません
傷跡は通常毛髪の中に隠れます。
数か月後には後頭部の傷は殆ど目立たなくなります。

切らない植毛との違いは?

後頭部の毛髪の採取時に、切除せずパンチ式で採取し、植える時は頭皮に穴をあけてそこに1株ずつ入れていくという技術もありますが、時間的、料金的コストの高い手技です(当院不採用)。また、パンチ式で取った後の後頭部の傷が綺麗かと言われるとそうではないと思っています。
当院は採取時に後頭部の一部の皮膚を切除をしますが、刈り上げは必要なく基本的に術後の傷は髪に隠れ目立たないので、切除しない方法と比べても整容性は殆ど劣らないと考えています。料金と結果のバランスのよい方法が当院で行っている『FUT植毛』と考えています

他の治療法との併用につい

植えた毛以外の毛はAGAの影響受けるので、理論上はフィナステリドやデュタステリドの内服やミノキシジルの外用を併用いただく方が良いと思います。しかし薬がなくなったと喜ばれる方も多く、当院では積極的に併用を勧めてはいません(ご希望の方には処方)。当院ではフィナステリド・デュタステリドの効果を予測できる遺伝子検査(アンサーチェック)も行っております。希望の際はご相談お願いします。

料金
基本手技料187,000円+後頭部1㎠あたり44,000円(1㎠におよそ100本~200本の毛が生えています)
例)後頭部5㎠切除(約500本~)  407,000円
  後頭部10㎠切除(約1000本~) 627,000円

合併症:(採取部位)出血、血腫、痛み、瘢痕、感染 等 (植毛部位)かゆみ、痛み 等

植毛の本サイトはこちら 術後の経過等はこちらでご確認いただけます

当院は日本毛髪学会理事在籍施設です

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