巻き爪は爪が湾曲している状態で靴による圧迫や歩き方、爪の切り方などが原因になることがあります。
一方、陥入爪は爪が変形して皮膚に食い込んで炎症や感染(爪周囲炎)を起こした疾患であり医療機関での治療が必要となります。
痛み、腫れが引かない、繰り返す巻き爪など、爪の悩みを我慢して毎日を過ごしている方はご相談ください。
痛みを伴う場合は医療機関で専門的な治療が必要となりますので早めに受診ください
巻き爪の程度により、手術や保存的治療(内服・外用)の中から最適な治療法をご提案します。爪母形成(再発防止処置)をする場合は、高周波メスを使用します。いずれも保険適応です。
【2022年 手術件数 166件】
従来の陥入爪手術は麻酔、手術、術後すべてが痛いものでした。当院では電気麻酔器を使用することで痛みの少ない治療を行います。
皮膚にあたっている爪を細く縦に切除します。再発リスクを減らしたい方、症状を繰り返す⽅は、巻いた部分の⽖が⽣えてこないよう⽖⺟という部分に⾼周波で処置を⾏います。高周波を使用した場合はその部分の爪幅が狭くなり、再発リスクが低く抑えられます。
診察は予約不要です(ネットでの順番予約は可能です)。診察時間内(外来終了時間30分前まで)に受付を行ってください。治療は診療後、ご希望であればすぐに治療可能です。ただし、炎症を起こしている場合はひとまず内服薬や外用薬で様子をみる場合もあります。
電動麻酔器による痛みの少ない局所麻酔(ブロック麻酔)を行います。
約15分程度待ち、麻酔が効いたことを確認した後に治療を開始します。
専用の器具で食い込んでいる部分の爪を剥離し縦に細く切除します。症例によって、切った箇所の爪母を高周波で処置します(再発予防)
当日は包帯を巻きますが、歩いて帰ることができます。
治療後は浸出液が出ますので、しばらく処置のため通院することをおすすめします。
2週間もすればかなり乾いてきて約1か月で治ります。
抜糸の必要はありません。
治療後の痛みは個人差はありますが、痛み止め服用で治まる程度です。翌日からはほとんど痛みは感じなくなると思います。
入浴は治療部位を濡らさないよう注意してください。術後の状態にもよりますが、1~2週間後からシャワー浴が可能になります。入浴は2週間後以降から可能です。
手術方法や負担割合で変わりますが、保険適用3割負担で1万円前後です。