けがのあとがしばらくしても消えない状態をさします。
炎症後の色素沈着による『外傷性色素沈着』と、色素が刺青の様に入った『外傷性刺青』があります。
外傷性色素沈着は、ケガなどの外傷で皮膚に異物が混入し、それが取り除かれないまま傷口が閉じ、皮膚の中に残って色素沈着を起こしている状態のことです。例えば、転倒で砂が傷口に混入してしまった場合などが挙げられます。
外傷性刺青(外傷性タトゥー)は、事故や転倒などで皮膚に傷を負った際、異物が皮膚内に残ったまま傷が治癒し、その異物の色が透けて見える状態を指します。特に、アスファルトや砂などの炭粉が原因となることが多いです。
外傷で皮膚にメラニン色素が沈着した状態で茶色に見えます。
外傷後1年以上経過して茶色が残っているものは傷が治る過程で色素細胞が刺激され、メラニンが過剰に産生された状態です。
治療回数 | 4ヶ月に一度5回まで |
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効果 | ほとんどの場合、薄くなる |
痛み | 強くゴムではじいたような痛み |
麻酔 | 麻酔クリームを使用することあり |
ダウンタイム | 治療当日は赤くなり軽く腫れる 治療後治療部位が黒くなり1週間程度で剥がれる |
洗顔、入浴 | 翌日から。擦らないようにする |
ケガの後の汚れの色素が皮膚の中に入りこんだため青く見えます。
外傷性刺青は自然に消退することはなく、レーザーで異物を破壊し徐々に吸収させることで色素を薄くしていきます。レーザー治療は常1〜5回の治療で色は薄くなり目立ちにくくなります。
外傷性刺青は、傷を負った際に異物をきちんと洗い流すなど、適切な処置を行うことで予防できます。傷が治った後も、異物の色が残ってしまった場合は、早めに医療機関を受診し、適切な治療を受けることが大切です。
治療回数 | 1~5回程度 |
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痛み | 強くゴムではじいたような痛み |
麻酔 | 麻酔クリームを使用することあり |
ダウンタイム | 治療当日は赤くなり軽く腫れる 治療後1週間程度で薄い皮が剥がれる |
治療部の洗顔、入浴など | 翌日から可能 |
効果 | ほとんどの場合、薄くなります |
診察は予約不要です(ネットによる当日順番予約はご利用いただけます)
医師の診察であざの種類を見極め、治療方法をご提案します。中には手術を選択すべきものもあり適切な診断が必要です。
小さいものであれば診察後、当日治療が可能ですが、広範囲のものや麻酔が必要な場合は予約を取り後日治療を行います。小さなお子様の治療もおこなっておりますのでお気軽にご相談ください。