• 保険適用

茶あざとは

皮膚の色をつくるメラニンが皮膚の浅いところに増えて出来ます。ほくろのように皮膚から盛り上がることはありません。そのために盛り上がりの無いあざと言う意味で扁平母斑と呼ばれています。また、コーヒーの様な黒さでなく、ミルクコーヒーに似た色のあざでカフェオレ班とも呼ばれます。通常は茶色のあざですが、茶色のアザの中に直径1mm程度の小さな黒い点が混在することもあります。

ほとんど、生まれつきに存在しますが、思春期になって発生する場合もあります(遅発性扁平母斑)。思春期になって発生する場合には毛が同時に生えてくる場合が多くあります。肩に出来た発毛性の遅発性扁平母斑はベッカー母斑と呼ばれています。先天性、遅発性の扁平母斑とも、悪性化することは、通常ありません。レーザー治療が可能ですが再発しやすいという特徴があります。

治療法

残念ながら全ての方にレーザーが有効ではありません。思春期になって発生する遅発性扁平母斑では、多くの方に効果を認めます。先天性の扁平母斑では、成人の場合でレーザーが効くのは稀で、再発を高率に認めます。しかし、小児にレーザー治療を行うと、効果を認めることが多いため、有効率を高めるために皮膚が薄い0歳児からレーザー治療を行う病院が増えてきました。生まれつきあざがある場合には、早めに専門医に相談することをお勧めします。
小さいお子様の場合、怖くて暴れてしまうと大変危険ですのでスタッフが体を抑えて治療する場合や、全身麻酔で治療できる病院へご紹介させていただくことも可能です。

治療の痛み

一定の波長のレーザー光が皮膚に照射されると、ゴムで弾かれたような痛みがはしります。患者様の年齢、範囲、ご希望を考慮して各種の麻酔を使用して治療を行います。外来に来てから塗布する塗り薬タイプの麻酔剤や治療の1時間前に貼って来院するテープタイプの麻酔剤をご用意しております。

治療の費用

●扁平母斑・ベッカー母斑:通常4ヶ月以上間隔をあけて2回までの治療が保険適用です
●表皮母斑:通常1〜2ヶ月間隔をあけて複数回治療(保険適用)

保険適用の治療ですので負担割合によってお支払い頂く金額が変わります。治療の範囲によっても金額が変わりますが、3割負担の方で約7,000円~15,000円になります。(麻酔代は含まれておりません)

使用するレーザー機器

茶あざの種類

扁平母斑

へんぺいぼはん

体のどこでもできる茶色で平らなあざです。生まれつきある場合が多く、自然に消えることはありません。
Qスイッチルビーレーザー治療の適応ですが、再発傾向が高い母斑です。

扁平母斑の施術写真
レーザー照射2回<保険適用>

ベッカー母斑

上半身にできる濃い茶色のあざで、多くの場合剛毛が生えています。
生まれつきからある場合が多く、自然に消えることはありません。Qスイッチルビーレーザー治療の適応ですが、再発傾向が高い母斑です。
剛毛はレーザー脱毛で治療可能です。

ベッカー母斑の写真

表皮母斑

ひょうひぼはん

体のどこにでもできる凹凸のある茶あざです。
生まれつきある場合が多く、自然に消えることはありません。
炭酸ガスレーザーや短パルスルビーレーザー治療の適応ですが、再発傾向が高い母斑です。

表皮母斑の施術写真
レーザー照射2回<保険適用>

まずは診察に

診察は予約不要です(ネットによる当日順番予約はご利用いただけます)
医師の診察であざの種類を見極め、治療方法をご提案します。中には手術を選択すべきものもあり適切な診断が必要です。

小さいものは診察後当日治療が可能です。広範囲のものや麻酔が必要な場合は予約を取り後日治療を行います。小さなお子様の治療もおこなっておりますのでお気軽にご相談ください。

治療の流れ

  • STEP01

    冷却

    痛みと組織へのダメージの軽減の為、照射部位をクーリング(表面麻酔も可)。

  • STEP02

    レーザー照射

    肌・あざの状態に合わせて照射強度などを調整しレーザーを照射。軟膏を塗り必要に応じてガーゼ・テープを貼付。

  • STEP03

    施術後

    洗顔、入浴は1〜2日以降から可能。いったん治療部位がかさぶたになり1週間程度で剥がれる。


治療回数・費用

●扁平母斑・ベッカー母斑:通常4ヶ月以上間隔をあけて2回までの治療が保険適用です
●表皮母斑:通常1〜2ヶ月間隔をあけて複数回治療(保険適用)

保険適用の治療ですので負担割合によってお支払い頂く金額が変わります。治療の範囲によっても金額が変わりますが、3割負担の方で約7,000円~15,000円になります。(麻酔代は含まれておりません)

考えられるリスク・副作用

治療時の疼痛
一般的には必要ありませんが、局所麻酔注射・局所麻酔剤による表面麻酔・静脈麻酔・全身麻酔によって緩和できます。
治療後の状態
治療部位や周囲の皮膚に腫れや赤みが続いたり、時には水疱になる場合があります。その場合は外来で処置を行います。
色素沈着
メラニン色素の沈着(レーザー焼け)が起こる場合があります。徐々に薄くなっていきますが、気になる場合は外用薬やビタミンC、トラネキサム酸導入治療を行うことがあります。
色素脱色
レーザー後に白く脱色した部分が生じる可能性があります。過度な照射を避けることで色素脱色を防ぎます。
傷跡、瘢痕、ケロイド
稀にレーザー後の傷あとが残る場合があります。外用薬や圧迫固定、外科的治療を要すことがあります。

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