アピアランスケアとは
治療薬の進歩等によりがんの予後(治癒率や生存率)は年々良くなっています。
がんを発症された後も元気に長い人生を過ごされている方が多くおられますが、治療による外見のお悩みが生活の質を落とす原因となっていることがあります。
アピアランスケアとは、手術や抗がん剤治療や放射線治療にともなう外見変化をサポートするケアの事です。
抗がん剤による脱毛には、髪・眉・まつ毛などがあります。ウィッグやつけまつげなどでカモフラージュすることもできますが、アートメイクという選択もあります。
脱毛が始まる前に自毛に合わせて眉のアートメイクを入れることによって脱毛後の見た目の変化に対応することができます。抗がん剤の治療前、治療中、治療後どのタイミングでもできますが、抗がん剤による免疫力の低下がある場合は施術は行っておりません。
抗がん剤治療中にされる場合は、次のクール(抗がん剤投与前)が始まる直前の免疫力が回復した時期の施術をおすすめします。
自眉に合わせてデザインを行い、自然な仕上がりになる様に自眉に合わせた毛並みを入れていきます。ご希望により少しお化粧した感じを表現するなど一人ひとりのご要望に沿ったオーダーメイドの眉をつくっていきます。
ダウンタイムや施術後のケアは従来のアートメイクと同様です。
眉だけでなく、アイライン、ヘアラインの施術も可能です。お気軽にご相談ください。
乳房再建術は、乳がんの手術で失った乳房を作り直す手術です
乳がん手術などで失われた乳頭・乳輪を新たに作る方法です。当院ではできるだけ体の他の部位に傷をつけず負担の少ない方法を提案しております。
手術の他に、パラメディカルアートメイク(医療タトゥー)による乳頭・乳輪再建も行っております。
手術やケガから1年以上経過しても残っている傷跡は、それ以上経過をみても改善が見込めないことが多いですが、形成外科の技術を用いて「より目立ちにくく」できる可能性があります。