切らないワキガ・多汗症治療

  • 保険適用外

ワキガ・多汗症の治療を目的として厚生労働省と米国FDAの承認を得た医療機器「ミラドライ」。
多汗症や臭いの原因となる汗腺をマイクロ波で破壊するワキガ治療です
日帰りで行うことが可能で、傷あとが残らない治療です。

マイクロ波とは?

マイクロ波の最も身近な例としては電子の振動で食べ物や飲み物を温める電子レンジがあります。
組織の分子を振動させて熱変化を起こす原理は医療分野としては肝臓がんや膀胱がんなどの腫瘍の治療としてすでに広く応用されています。
ミラドライは初めてこの技術をワキガ、多汗症の治療に応用した医療法です。

ミラドライの特徴

  • POINT01

    切らない(非侵襲的)

    切開や剥離をしないため、手術に比べると出血、内出血、皮膚壊死などのリスクが少ないです。
    皮膚の切開や穿刺をしないので、脇を出す季節でも目立ちません。

  • POINT02

    効果

    当院は原則最大出力での照射を行い、初回治療で約7割の方※に満足いただける結果となっています。また効果は半永久的と言われています。
    ※初回治療で不十分の方は2回目料金をご用意しております。

  • POINT03

    動きの制限がない

    仕事や通学、運動に支障がほとんどありません。

  • POINT04

    ダウンタイムが短い

    術後の固定が不要のため、日常生活に支障がでません。
    治療後から普通の服装ができ、当日からシャワー、翌日から入浴が可能です。

マイクロ波治療・ミラドライのしくみ

  • STEP01

    マイクロ波

    マイクロ波を利用しワキガ・多汗症を治療します。
    マイクロ波は(水分子)に選択的に吸収されエネルギーが熱に変換されます。
    マイクロ波加熱は、熱伝導や対流に左右されることなくかつ急速で均一に加熱されるという特徴があります。
    切らないワキガ治療は水分の多い汗腺をターゲットとしてエネルギーを集中させ汗腺以外への影響を最小限に抑えます。

    マイクロ波のイメージ
  • STEP02

    皮膚表面を冷却

    皮膚表面を冷却し抵抗を減らしながらエネルギーを効率良く深部に到達させます。

    皮膚表面を冷却のイメージ
  • STEP03

    汗腺を破壊

    汗腺が存在する真皮と皮下脂肪の境界部分にエネルギーが蓄積し、汗腺を確実に破壊します。
    切らないワキガ治療は熱の及ぶ深さと照射幅を最適化するように設計されています。

    汗腺を破壊のイメージ
  • STEP04

    皮膚層を冷却

    マイクロ派の照射に続いてさらに皮膚層を冷却し、皮膚のダメージを防ぎます。

    皮膚層を冷却のイメージ

治療できない、もしくは注意の必要な方

  • ペースメーカ又は他の電子機器が体内に埋め込まれている患者(埋込み型医用電子機器に誤作動を招き、重大事故につながる可能性がある)
  • 腋窩付近に金属製のインプラント等が埋め込まれている、又は刺青のある患者[埋め込んだ金属が発熱し熱傷をおこすことがある
  • 治療部位に悪性腫瘍、又は皮膚悪性腫瘍がある患者[悪性腫瘍の活性化の懸念がある

効果

マイクロ波で破壊された汗腺は基本的に再生しないので、外科的手術と同等の効果が期待できます。
汗腺を選択的に焼却凝固するため長期に効果が持続すると考えられています。

診療の流れ

カウンセリング(予約不要)

カウンセリングは予約不要です。診察時間内に受付を行ってください。(日曜日は完全予約制です)。
問診後、無料カウンセリングで治療法の内容や他の治療法との比較、料金などについて詳しく説明します。
治療ご希望の場合は血液検査を行い予約をとります。

治療前日

治療前日に脇毛を剃ってください。

治療当日

  • STEP01

    施術箇所のマーキング

    脇のサイズ、発汗する場所、体毛の位置にマーキングをします。

    サンプル画像
  • STEP02

    局所麻酔

    脇の複数箇所へ局所麻酔を注射します。

    サンプル画像
  • STEP03

    照射

    片側約30~40分ほどが目安となっています。
    麻酔と冷却機能により痛みを感じることはほとんどなく、ワキガ・多汗症の原因である汗腺を治療していきます。

    サンプル画像
  • STEP04

    治療後

    約15分間患部をクーリング後、お帰りいただけます。

治療後

固定包帯、固定は不要です。衣服はいつも通りの服装で問題ありません。
痛み治療部に鈍痛を感じたり、腕にしびれを感じることがあります。腫れと痛み防止の薬を処方します(料金に含まれます)。
経過
腫れ
治療直後より、治療部位に腫れが生じます。腫れは徐々に引いていきます。1週間後ではまだ凹凸や軽いしびれが残っている場合もありますが、1~2ヶ月で徐々になくなります。
麻酔注射による小さな跡や、吸引による内出血の跡が数日残る場合があります。
シャワー
当日はシャワー程度にとどめてください。石鹸は使用してもかまいませんが、刺激の少ないものを使用してこすらないでください。入浴は翌日より可能。
通院(原則)術後7日目、1ヶ月後、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後(料金はいただきません)
仕事
通学
運動
一般的な生活での制限はありませんが、1週間程度は過度の運動は避けてください。通常の仕事や通学に支障はありません。

考えられるリスクと対処法

その他の副作用持続期間の目安主な対処法
治療部位の浮腫1~8週間経過観察
治療部位の腫れ、痛み1~4週間消炎鎮痛剤の内服・冷却
治療部位やその周囲の感覚の変化1~12週間経過観察
注射による皮下出血数日間経過観察
治療部位の隆起や硬化(ごわつき)4~6週間経過観察
治療部位の硬化
*タイトバンド(すじ状の硬化)も含む
最大で8週間マッサージやストレッチ
感染1週間内服処方等
治療肢(肘から手)の違和感(しびれ、刺激感など)数ヶ月経過観察
軽度熱傷2週間冷却・外用薬・創傷被覆
炎症性色素沈着3ヶ月経過観察
代償性発汗経過観察

料金

ミラドライ(MD)

血液検査代
初回のみ
¥5,500(税込)
1回目
(一般)
¥291,500(税込)
麻酔・消耗品代込
1回目
学割10%OFF
¥262,350(税込)
麻酔・消耗品代込
2回目¥148,500(税込)
麻酔・消耗品代込

※当院は原則最高出力かつ汗腺が集中している箇所に重ね照射(ダブル照射)を行います。  
※術後のフォローアップ外来は費用を頂きません。
※基本的には1回の治療です。更なる効果を希望される場合は2回目の料金がございます。

効果の保証制度

1回の治療で症状が残る、効果が少ないといった場合、2回目以降の治療を受けていただくための保証制度があります。詳しくは診察時にご相談ください。

その他の治療

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