乳頭・乳輪再建

乳がん手術などで失われた乳頭・乳輪を新たに作る方法です。当院ではできるだけ体の他の部位に傷をつけず負担の少ない方法を提案しております。
手術の他に、パラメディカルアートメイク(医療タトゥー)による乳頭・乳輪再建も行っております。

パラメディカルアートメイクはこちら

治療法

乳頭再建

乳がんの手術で乳頭・乳輪を失った方に。乳房再建の手術から6ヶ月程度の期間が経てば乳頭の再建を行うことができます。
当院では手術による方法(保険適用)と、パラメディカルアートメイクで立体的にみえる乳頭を再現する方法(保険適用外)が選択できます。

乳頭再建の治療方法

手術による方法

  • 保険適用
移植法

手術していない健側の乳頭の一部を採取し、乳頭切除した側に移植する方法です。
健側の乳頭に十分な大きさがある場合に行います。

乳頭上部を使用する場合

切除した部分を移植し縫合します

乳頭側面を使用する場合

採取側の乳頭はバランスをみて切除した後、縫合します

皮弁法

乳頭を失った乳房の皮膚に切り込みを入れ、立体的に縫い合わせる方法です。
健側の乳頭が小さすぎて移植法ができない場合や、健側で今後授乳を考えている場合などに行います。

考えられるリスク

  • 痛み、出血、感覚の異常、左右差が生じる、定着不全(移植法)、平坦化(皮弁法)

診療の流れ

手術前
診察

乳頭再建の診察は予約制です。電話(085-225-2500)でご予約ください。 問診票に記入後、医師が診察を行います。
患者様のご希望に基づき、乳頭再建の方法をご提案します。手術の場合は手術日の予約を取得します。

手術当日
  • STEP01

    麻酔

    局所麻酔を行います。

  • STEP02

    手術

    手術時間は約30分です。

  • STEP03

    帰宅

    手術後、入院することなくお帰りいただけます。
    帰宅後は緊急連絡先をお渡しします。

手術後

手術後は数回経過観察します。2週間後に抜糸を行います。乳輪再建は移植後3か月以上たった後に可能となります。
定期検診で再建乳房・再建乳頭の状態をチェックします。

入浴患部以外は翌日からシャワー可能。
患部は指示に従ってください。
仕事仕事内容によっては翌日から可能。
手術内容によっても異なりますので医師にご相談ください。
乳房再建の写真

乳頭再建前(当院で左乳房再建後)

乳頭移植の写真

乳頭再建 移植法 術後
※この後、乳輪再建を行います

治療料金

3割負担で約2万円(保険証の負担割合や手術内容によって異なります)

パラメディカルアートメイクによる方法

  • 保険適用外

アートメイクの技術で立体的に見える乳頭をカモフラージュで再現することが可能です。
詳しくは医師、アートメイクスタッフにご相談ください。

乳輪再建

  • パラメディカルアートメイクは保険適用外
  • 手術による再建は保険適用

1回目 終了直後
初めは濃いですが定着すると(約1か月後)左右のバランスが良くなります)
料金:¥33,000

乳輪部の皮膚にアートメイクの技術を応用したパラメディカルアートで着色して乳輪を作ることができます。反対側の乳輪にできるだけ近い色を選び、乳輪の淵や濃淡を細かく入れることが可能です。

1度の施術でまだ薄い場合は2度目の施術で修正します。

皮弁法による乳頭再建後の場合

再建乳頭と乳輪の両方にパラメディカルアートで着色します。
再建手術後6ヶ月以上離します。

皮弁法の場合のイメージ

移植法による乳頭再建後の場合

再建した乳頭の乳輪のみにパラメディカルアートで着色し左右差が目立たないようにします。

移植法の場合のイメージ

考えられるリスク

痛み、かゆみ、発赤、左右差、入れた色素の脱失

施術後

シャワー・入浴当日×
翌日からシャワー可能

治療経過によって異なりますので、医師の指示にしたがって下さい。

Dr.からのコメント

河田健吾医師

当院は手術による乳頭・乳輪再建に加え、アートメイクによる乳輪再建も実施しています。
身体の一部を切除して乳輪を作る皮弁法は入院が必要で術後の痛みを伴いますがアートメイクは日帰りで体の負担のかなり小さな方法です。大きさ、色味などがオーダーメイドで作成できます。
乳輪再建に多くの経験を有す専属看護師が施術を担当します。ご興味のある方はご相談ください。

治療料金

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