目次
▷ 乳腺外科(しこり等症状のある方、乳がん診療)
▷ 乳がん検診
バスト総合ページはこちら
普段と何かが違う?と思ったら専門医に相談しましょう
乳腺外科では「しこりがある」、「乳首から血が出る」など、乳房の病気や症状に関するご相談を受け付けます。当院では検査、治療から(乳癌の場合の)再建、フォローアップまで一貫して行います。必要に応じて大学病院等と連携しながら治療致します
当院で乳腺センターを設置し、乳腺外科医と形成外科医の協力のもと、乳がんになっても女性の美しさを失わない治療を心がけております
マンモグラフィーは女性放射線技師が丁寧に撮影致します
胸に他よりも硬い場所があるとき、それがしこりとして触ることがあります。
それが正常の乳腺であることもあれば、良性の病変や悪性腫瘍のこともあります。
しこりが気になるときは乳腺外科で専門的な検査を受けましょう。
結果に問題ない場合も多く、不安感を除くためにも受診をお勧めいたします。
乳がんは日本人女性の中で最も多いがんで、毎年約10万人の方が乳がんと診断され、今も増え続けています。しかしながら全体の10年生存率は80%と高く、早期のものに限れば90%を超える治癒率が期待できます。
乳がんにも様々な種類があり上記の割合が全てに当てはまるわけではありませんが、他のがんに比べ、治りやすいがんと言えるでしょう。
治療は手術、放射線、薬物治療の中から、がんの段階(ステージ)や腫瘍の性格によって適切なものを組み合わせて行われます。
肥満や運動不足は乳がんの発症率を上げ、乳がんになった後も死亡率を上昇させてしまいます。肥満の解消や運動習慣の維持は様々な病気の予防にも役立ちますが、乳がん患者さんにとっては「再発の予防」という意味で、手術・薬物治療と同様にとても大切な要素です。しかし一般の病院では忙しくなかなか生活指導までできない施設が殆どです。
当院の乳腺外科医師は大学院で乳がん患者向けの生活習慣改善プログラムを検証していた経験があり、乳がん患者様の全員に生活指導を実施し、運動を実践するコツ等も伝えていきます。
微かな変化をも捉える高画質で正確で安全な超音波診断が可能。
AIによる画質調整機能(Deep Insight)や全画面フォーカス等、最新の技術が搭載されており、大学病院や総合病院でもで高い評価を得ております。従来の装置で《ぼんやり》見えていた病変が、ARIETTA 750 DIでは《くっきり》見やすくなりました。
低被ばく量かつ、痛みを軽減できる圧迫自動減圧制御(なごむね)を搭載した最新マンモグラフィーを導入。画像の処理能力の向上により1mGy以下の少ない被ばくでの高画質な撮影が可能です。また新しい画像処理技術により鮮明な画像がえられます。また豊胸などのインプラントが入った症例でも自動的に線量を調節して撮影が可能です。
何か異常があった場合は、経過観察もしくは検査が選択されます。
経過観察が可能な軽度の異常でもご希望に応じて検査可能です。
細胞診:千葉大式吸引機
細胞のみを取る簡易的な検査です。主に良性と思われる病変やワキのリンパ節の検査に用いられます。千葉大式吸引機を用いることで人の手よりも効率よく採取ができます。当院は細胞診も細い針で麻酔を行います。
組織診(CNB;針生検):エースカット®
乳がんが疑われたり、乳がんの性格を知る目的で行われる検査です。エースカット®は先端が非常に鋭利でバネ圧に優れ周りの組織へのダメージを回避しつつ効率のよい組織採取が可能です。
超音波ガイド下に十分麻酔をした後に行います。
組織診(VAB;吸引式針生検):エレベーション®
吸引圧をかけることでより多くの組織採取ができる装置です。近年、術前に乳がんの性格を正しく診断することの重要性が高まり、活躍する機会も増えてきました。他にもVABの機械はありますが、エレベーション®は1回の刺入で、複数回の組織が採取できるので患者様への負担が抑えた検査が可能です。
問診票記入後、症状がある場合(検診以外のとき)は医師が診察します。
超音波検査やマンモグラフィー撮影を行います。必要に応じて細胞や組織を調べる検査を追加します。
画像診断結果は当日お伝えします。細胞や組織採取がされた場合は1,2週後に結果をお伝えします。
検査結果で治療が必要であれば治療法やその後の流れを説明し、必要に応じてご希望の大学病院や総合病院にご紹介致します。
乳房のしこり・痛み・違和感など気になる症状がある場合は保険診療です。診療費の改定や検査の内容によって負担額は変わります。保険証をお持ちになり受診してください。
「私は大丈夫」と思っていても9人に1人がなる乳がん。
定期的な検診に行く習慣をつけましょう。
豊胸術等、他院で乳房の手術をされた方にも可能なのでご相談ください。
こちらのコラムもご参照ください 「乳がん検診とブレストアウェアネス」
https://kawada-keisei.gr.jp/wp-admin/post.php?post=6984&action=edit
早い段階で乳がんを見つけるために行います。マンモグラフィー検診では、しこりとしてなかなか触ることができない1cm以下の腫瘍や、小さな石灰化を見つけることができます。
40歳以上の方はマンモグラフィー検査を受けていると乳がん死亡率が下がるという明確なデータがあります。乳がんの早期発見のため定期的な乳がん検診を受けましょう。
超音波検査を組み合わせて検診を行うこともあります。
近年、遺伝性乳がんが話題になりました。
確かに遺伝子が直接の原因で発症し、遺伝するタイプの乳がん(遺伝性乳がん)もありますが、それは乳がんのうち1割ほどしか占めません。
また、遺伝子が直接の原因ではなくても、家族間で受け継がれた体質や生活環境が、間接的に乳がん発症に影響しているので、実際乳がん患者さんの1/3程の方は乳がんを発症した血縁者が家族歴がいると言われます。
しかしそれでも残りの2/3の乳がん患者さんは血縁の方に乳がん発症者がいません。
周りになった人がいなくとも乳がん発症のリスクはあるので、「自分はならない」と思い込まないようにしましょう。
超音波を出す装置を胸にあて、写し出された画像を見ながら診断を行います。主に検診や、精密検査に使用され、超音波で確認しながら細胞や組織採取を行うこともできます。
痛みや被ばくの心配がなく、妊娠中の方や授乳中の方でも安心して受けられる検査です。若い方は乳腺が発達しておりマンモグラフィーよりも超音波検査が有効な場合があります。
乳房をはさんで撮影するレントゲン装置です。しこりや、超音波では見えにくい微細な石灰化を映し出すことができます。
当院では低被ばく量かつ、検査時の痛みを軽減できる圧迫自動減圧制御(なごむね)を搭載した最新マンモグラフィーを導入しております。また、インプラント挿入後も撮影可能な機種なので豊胸の方も検査可能です。
乳腺外科・乳がん検診は予約制です。お手数ですが086-225-2500までお電話下さい。
マンモグラフィーの定期検査を受けていると乳がん死亡率を下げることができます。
岡山市でも2年に1回の検診を公的補助のもと受けることが出来ます。
結果は後日郵送いたします。
※市の検診実施期間 : 6月~12月
市の検診は2年に1回です。それ以外のタイミングで検診を受けたい方に。
当院はインプラントに対応したマンモグラフィーを導入しております。