アクアフィリングは生理食塩水とポリアクリルアミドという成分を原料にしたジェルです。非常に安定性が
高く、吸収されないので豊胸目的でバストに注入されることがあります。
よく発がん性が疑われる成分という記事をみますが、実は人での発がん性を示す根拠はありません。(長年
乳腺外科としてやってきてアクアフィリングが原因で癌になったという例は文献上でもみたことがありませ
ん。)
ポリアクアミドは非常に高分子かつ化学的に安定性が高く吸収も分解もされません(そういう意味ではポテトチップス等に含まれる分子量の小さなアクアミドの方が、生体内に取り込まれる可能性が高いです)。
また注入後は一定期間後に被膜というカプセルで囲われてしまうので、周りの組織と触れあうことも原則ありません。
ただしエコー等を使わずに盲目的にいろいろな箇所に分散して注入されている場合は、ジェルが正しい層に
まとまって存在していない時もあります。その場合は被膜がうまく作られなかったり、注入物の表面積が大きくなってしまい、様々なリスクが増加すると予想されます。
アクアフィリングで問題となるのは発がん性よりも、感染や炎症を起こす可能性があるのということと、まれに被膜を超えて他の場所に流れていくことがある、という事です。
エコー検査をすると比較的簡単に現在のアクアフィリング位置が同定できます。複雑に入り込んでいる場合はMRI検査を受けてきてもらいます(お車で5分程)。
当院ではアクアフィリング除去術を行っています。
①まずはエコー等で今の状況の確認します
②いくつかの方法(下記を参照)があるので、患者様毎に適切な方法を相談しながら決めていきます。

① 穿刺吸引法
局所麻酔下にエコーで診ながら中のジェルを吸引することで炎症や周囲に流れるリスクを減らします。

② 切開除去法
切開して目視下にジェルを除去する方法で、確実性は高いです。
殆どが切開法で取れますが、周囲にしみ込むように注入されたジェルを切除するためには、
切開の長さや数が増えたり、乳腺を一部切除する場合があります。
| 穿刺吸引法(両側) | ¥200,000 (税込¥220,000) |
|---|
| 切開除去法(両側) | ¥400,000 (税込¥440,000) |
|---|---|
| 麻酔料 | ¥100,000 (税込¥110,000) |
| 処方・薬剤・処置費用 | ¥90,000 (税込¥99,000) |
※乳腺への浸潤、他の場所へ流れたジェルの除去については別途費用が必要です。ご相談下さい。

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