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イソトレチノイン製剤とは?

ビタミンAの一種で、皮脂の分泌を抑える作用、アクネ菌に対する抗菌作用、抗炎症作用に優れた効果があります。

中~重度のニキビ治療、他治療で難治性のニキビに対し欧米のガイドラインで推奨されており、全世界で30年以上の使用歴があります。使用した90%以上の患者様で改善が見られ、再発率は30%以下という報告があります。

個人差はございますが、16~24週間ほどで効果が現れます。一旦改善した後も内服を一定量継続する(積算量を確保する)ことで再発リスクが低下することが分かっています。

副作用について理解し正しく使用していただくこと、定期的な血液検査を受けて頂くことを前提に難治性ニキビ治療薬として当院ではイソトレチノインを処方しています。

イソトレチノイン製剤が適応の方
  • 中等度~重度の慢性的なニキビで悩んでいる方
  • 強いしこりや凹凸のニキビが出来てしまう方
  • これまでのニキビ治療で改善が見られなかった方
  • 再発を繰り返す方

診察は予約不要です(当日順番予約をご利用いただけます。日曜日をご希望の方はお電話にて予約してください)
医師がお肌の状態を確認し適切な治療方法をご提案します。まずは診察にお越しください。

治療の流れ

イソトレチノイン(アクネトレント®)の処方には、必ず医師の診察が必要です
①治療開始時に(投与前)採血(¥4,400税込)を行い、初回は10錠の処方を行い様子をみます。
②10錠内服後、特に問題なければ1か月(30日分)処方します。
③定期的に外来にて処方、診察を行います。
④定期的に血液検査を実施します。

服用方法

1日1回、食後に服用してください。

イソトレチノイン(アクネトレント)料金

10mg1錠 ¥440(税込)
20mg1錠 ¥605(税込)
血液検査料¥4,400(税込)

イソトレチノイン(アクネトレント)症例写真

考えられるリスク・副作用

(1)皮膚、口、鼻、眼の粘膜の乾燥
100%の患者さんに起こります。乾燥による皮膚炎、口角炎、口唇炎、鼻出血、ドライアイ等が生じる可能性があります。保湿剤を念入りに使用してください。保湿対策を十分行うことによって、治療が継続しやすくなります。

(2)骨、筋肉、関節の痛みや、頭痛、生理不順
頻度は低いですが起こりえます。症状がひどいケースや吐き気などの他の随伴症状が出た場合には、中止します。

(3)血液データの異常
肝機能障害、腎機能障害、膵機能障害、中性脂肪、コレステロール、血糖値、尿酸値の上昇、血球成分の減少や増加、CPKの上昇等が認められることがあります。当院では必ず血液検査でチェックしていきます。

(4)脱毛
2%~4%程度の患者さんに認められます。中止すれば元に戻ることが多いです。

(5)重篤な副作用
視力低下、視野障害などの目の異常、急性膵炎、急性肝炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、アナフィラキシーショック、スティーブンス・ジョンソン症候群、自殺衝動などが報告されています。

(6)催奇形性
胎児の催奇形性があり、妊娠中の服用はできません。これから妊娠する可能性のある方にも原則的に処方はしません。また内服中はもちろんのこと、内服中止後6ヶ月は必ず避妊を行っていただきます。

併用注意の治療について

(1)他治療との併用

イソトレチノイン中はシミや色素沈着ができやすくなる可能性があります。

  • フォトフェイシャル、水光注射、ダーマペン、HIFU、RF 
     ⇒ 3ヶ月は施術をお控え下さい
  • 炭酸ガスレーザー、ピコフォーカス、ピコトーニング、レーザーフェイシャル(YAGフェイシャル)、フラクショナル、シミ取りレーザー  
     ⇒ 6ケ月は施術をお控え下さい

以下の薬と併用はできません

(1)テトラサイクリン系抗生物質
代表的な商品名:ビブラマイシン、ミノマイシン、ミノサイクリン、ミノペン
相互作用で頭痛の原因となる頭蓋内圧を上げる副作用が強くでることがあります。

(2)副腎皮質ステロイド剤
代表的な商品名:プレドニン、プレドニゾロン、セレスタミン
相互作用で骨を弱くする副作用が強く出ることがあります。吸入のステロイド薬や、外用のステロイド薬は、併用しても問題ありません。

(3)フェニトイン
代表的な商品名:アレビアチン、ヒダントール
相互作用で骨を弱くする副作用が強く出ることがあります。

(4)ビタミンA
相互作用で副作用全般を増強させる恐れがあります。総合ビタミン剤にはビタミンAが入っているものが多いため、必ずパッケージを確認してください。ビタミンA以外のビタミンに相互作用はありません。βカロテンは摂取して問題ありません。

内服できない方

以下の方は「イソトレチノイン内服によるニキビ治療」を受けることができません。

(1)イソトレチノインを個人輸入している方
個人輸入は厚生労働省から禁止されています。当院では医師の責任の下で医薬品の処方と治療を受けることができる患者さんのみに診療を行っておりますので、ご了承ください。
(2)軽症ニキビの方
原則的に、保険治療でコントロールが困難な「難治性のニキビ」や、「中等症以上のニキビ」の方のみに適応があります。
(3)15歳未満の方
骨端線が閉鎖して、身長が伸びにくくなる可能性があります。
(4)精神疾患を患っている方
うつ病、統合失調症等の精神疾患を患っている方は、治療を受けることができません。既往があって現在完治されている患者さんは、診察の際に医師へご相談ください。
(5)妊娠中の方など
妊娠中、授乳中、または1年以内に妊娠の予定がある方は内服はできません。(胎児に影響を起こし奇形児が生まれるリスクが高まります)男性の場合も服用中は必ず避妊してください。
(6)アレルギーのある方
過去にイソトレチノイン製剤でアレルギーを起こしたことのある方、パラベン・大豆・ピーナッツアレルギーのある方は服用できません。

  • 肝腎機能悪化のリスクや血糖値上昇のリスクがあるため、肝腎機能異常がある方や糖尿病の方は内服に注意が必要です
  • お客様のお肌の状況によっては医師の判断により治療を中止することがございます

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